期間従業員（期間工）は体力があって
若い世代じゃないと働けないイメージがあります。
でも実際はそんな事は全然ありません。
30代、40代はもちろんの事、50代の方で未経験でも採用されます。
現場では多くの年配の方が期間工として働いています。
年配の方でも正社員になる人も全然いますし
家族の持ちの方でも出稼ぎで働いている人もたくさんいます。
未経験の業界で働くのは勇気がいりますが、
年収も平均450万円と高く設定されていますし
寮費無料・水道光熱費無料なのでお金に関して言えば
とても優遇されていると思います。今回の記事では、
30代・40代・50代の方で期間工に入社する際に注意する事をまとめてみました。
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年齢は関係なく、長く働けるかどうか
期間工の応募は経験不問、年齢不問、学歴不問です。
20代や30代の方が採用率が高いのは言うまでもありませんが
40代や50代で不採用になる場合は
「健康診断」に引っかかって落ちる場合（強制送還）が多いです。
期間工の採用で年配の方が落ちやすいのはこのためです。
逆に面接時に落ちる場合は、すぐ辞めてしまいそうな人になります。
面接ではやる気が見られますので、短期で辞める場合でも
「できるだけ長く働きたい！」
というやる気が伝われば全然問題ないと思います。
問題は健康診断なのですが
引っかかりやすいのは1番は心電図、2番は肝機能です。
心配な人は応募する前に病院などで検査してもらうといいかもしれません。
肝機能については肝脂肪やお酒の飲み過ぎでALTやASTの数値が
標準値の何倍にもなる場合があります。
健康診断では標準基準値が設定されていますが、
何倍にも異常な数値が出る場合は強制送還になります。
数値が標準基準値を超えていても多少であれば
大目に見てくれるメーカーがほとんどです。
専属の医師から「注意してください」と指摘されるだけで問題なく働ける場合が多いです。
その他にも腰痛・高血圧・糖尿病などの
病気持ちの方は採用率が大幅に下がるので注意が必要です。
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50代でも正社員になれる場合もある
メーカーによって様々ですが
年配の期間工でも正社員に採用される例が数多くあります。
スバルやホンダでは若い方を中心に正社員にしていく傾向がありますが
トヨタでは「採用基準は全て平等」を意識しているようです。
といってもやはり30代を超えてくると正社員登用の難易度は高くなっていくと思います。
ゴルフサークルなどで上司と仲が良かった。（コミュニケーション）
フォークリフトや技術など、作業能力が極めて高い（作業効率や提案力）
若い世代だとまだまだ成長の余地がありますが
年配の方だと実力主義や即戦力などのパフォーマンスが求められると思います。
それこそコネや何らかの強みがあると採用される確率が高いと私はみています。
若い方でも気をつけてほしいのが
「早退」・「欠勤」・「遅刻」です。
真面目に働くというのはこの3点もしっかりカバーしなくてはなりません。
さらにメーカーによっては色んな行事も定期的にあります。
トヨタだと創意工夫やQC。
スバルだと記念式典の応援とかお祭りのボランティアとか。
こういった行事や提案も積極的にこなしていけば
尚の事、社内評価も高くなると思います。
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年齢が高くても作業についていけるのか？
答えはYESでもありNOでもあります。
私の経験談ですが、年齢によって向いている部署や
向いていない部署が多いと思います。
トリム課は若い人向け、ボデー課は年配の方向けとかそんなイメージです。
年齢によっていろいろ配慮してくれるメーカーもありますし
完全にランダムで人数不足の所から埋めていくメーカーもあります。
期間工の作業は基本的にライン作業が多いですが
これはちょっと若い方じゃないときついよね。っていう作業も中にはあります。
自分で選べるのはメーカーまでなので、そこからは完全に運任せになってしまいます。
楽な部署もあれば、きつい部署もありますのでそこは覚悟が必要だと思います。
と言ってもアスリートのように限界を超えるような肉体労働はありません。
ケガなく、無理なく、スムーズにできるように時間配分などを考慮して
マニュアルが作られている場合がほとんどです。
大昔は絶対不可能な作業も中にはありました。
1分のサイクルで部品をセットしていくんですが、100%無理だったので
一人の作業から二人の作業になった事もあります。
そうやって昔の期間工の方や正社員の方が
無理のないように考察して、アップデートしてきたマニュアルが
今の標準作業になっていますので安心して作業ができます。
まとめ
期間工は健康体でやる気があれば年齢関係なく採用されます。
作業もそれほど「きつい」というわけでもなく
５０代の元組長や１８歳の新卒女性もおんなじライン作業をこなしています。
期間工だからといって「きつい」仕事を押し付けられるという事はありません。
たまにラインに人がいっぱいで、
余った正社員が掃き掃除（４S、５S）している場合もありますが
掃き掃除のほうが激務です。
何度か私も「掃き掃除で時間つぶしていいよ。」なんて言われたこともありますが
時間が５倍長く感じましたし、腰が痛くなりました。
ライン入ってたほうが作業だけやって、適度に休憩はさめるので気楽です。
ラインにいれば作業が増えることも、命令されることもありません。
５０代の方で気をつけてほしいのは腰や関節の痛みです。
痛みが出て放置していると、さらに痛みが増して仕事ができなくなります。
（そういう人何度かみました）
なので痛みがでたらすぐに上司に報告。
上司に報告しても、さらに同じ作業をやらされて
痛みが悪化したら会社の責任になりますからね。
場合によっては違う作業場に移る可能性もあります。
他には車体メーカーではなく、部品メーカーを狙う手もあります。
アイシンAWやジヤトコ、NTN、シーヴイテックなどですね。
軽量物のラインなので車体よりは楽と言われています。
まぁ、忙しさは車体も部品もどっちもどっちだと思います。
たくさんあるメーカーで迷っているのであれば
しっかり情報がある
トヨタ自動車を第一候補で考えたほうが絶対失敗しません。
年配の期間工だとたぶん１番多いです。
ネットでよく若い人しか採用されないなんて
デマが拡散されていますが、それは間違いです。
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